しかし医療ケアを受けるのは患者であり、個人を尊重したケア「患者中心のケア(Patient-centered
Care)」を実現するには、患者がケアの選択と意思決定に積極的に参加していく過程が望ましいです。
この考えをもとにシェアード・ディシジョン・メーキング(Shared Decision Making:以下SDM)が推奨されています。
SDMとは、患者にとって最適な医療ケアは何かを医療ケアワーカーと患者との適切なコミュニケーションにより決めていくもので、日本語で「共有意思決定」あるいは「協働意思決定」と訳されます。