異文化背景を持つ患者さんとのヘルスコミュニケーション技法
医療ケアワーカーの多くは、患者さんが理解できるように接しています。しかし理解を得られたか確認する方法として、「私の説明分かりましたか?」や「何か質問ありますか?」と聞いていませんか。
この問いの答えの多くは、「分かりました」「質問はありません」ではないでしょうか。
医療ケアの場では、医療者が先生、患者は生徒となる関係がつくられがちです。
このため患者さんは、説明されたことを「分からない」と答えることを躊躇したり、質問することを遠慮してしまう傾向にあります。